Portable Museum

日々の背伸びと現実

雨の日はフィッシュマンズ

どもです。

 

なんと1年半ぶり2回目の投稿です。

 

今はというと、梅雨入りたて日曜日の自宅でSpotifyを聴きながらマリオカートツアーをしていたら夕方になって慌ててPCを立ち上げたところです。

 

マリオカートツアー面白いよね、25年ぶりぐらいにやりました。

 

さて、Spotifyを聴きながら新しい曲を探す旅も大変に楽しいものですが、今日は題名の通りフィッシュマンズについて。

 

大学生の時にフィッシュマンズを知り、初めて「空中キャンプ」を借り、ダブの衝撃にやられました。

 

ボーカルであり、フロントマンの佐藤伸治氏がすでに亡くなっていることも知らず、このアルバムを聞いた日のことを当時の日記に書き留めたことを覚えています。

 

クローゼットの奥の奥の方にしまっていた日記を掘り起こしてみると「すぐに感想を言えるような作品じゃない。もうちょっと噛み砕いてから考えをまとめよう」

 

腹立つわ、10代後半の自分。

 

といいながらも当時は「すばらしくてNICE CHOICE」が好きでずっと聴きまくっていたことなど思い出します。

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 茂木さん(現スカパラ)若い!(そりゃそうだ)

 

緩いダブのリズムと気怠いボーカル、諦観が見える歌詞世界なのに「すばらしくNICE CHOICEな瞬間」と始まる。

 

夏の蒸し蒸しとした夜に、雲ひとつない真っ暗な空が迫ってくるようなイメージを持ったことを思い出します。

 

同アルバムにはクラムボンUAなど様々なアーティストがカバーをしている「ナイトクルージング」も収録されています。

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プラネタリウムでこの曲流しながら広いスペースでゴロゴロしたいです。

 

さて、ここまで雨の「あ」の字も出てきていないわけですが、私がフィッシュマンズから雨を感じるようになったのは、ある番組を観たことがきっかけです。

 

当時大学生で授業にも行かず「笑っていいとも」を見ていると、竹中直人がテレフォンショッキングに出てきました。

 

「下北沢のゲンキクラブでコーヒー焼酎をよく飲むんです」とかそんな話をしていたかと思いますが、その時「雨の日には車の中で爆音でフィッシュマンズを聴くんですよ」と話し、急に歌い出しました。

 

「このまま連れてってよ〜、僕だけを連れてってよ〜」

 

歌っていたのは「BABY BLUE」

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ハンドルを持って縦ノリしながら歌う竹中直人に、バタバタと音を立てて車に打ちつける雨をはっきりとイメージさせられました。

 

これが表現者の力なのか、と当時思ったことを覚えています。

 

それからというもの脳のいたずらか、歌詞の世界とは別に、雨の日にはフィッシュマンズを思い出します。

 

なお、実際に雨の情景を歌う曲には「WEATHER REPORT」とか「あの娘が眠ってる」などがあります。

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気になった方はぜひフィッシュマンズの他の曲も聴いてみてください。

 

そんな感じ。